瓦棒屋根の葺き替え
- 投稿日:2018年 2月10日
- テーマ:現場通信
千葉市で行っていた 瓦棒葺き屋根の 葺き替え工事が完了しました。 瓦棒葺きとは、 瓦と付くけど「瓦」ではありません。 金属板で屋根を葺く工法の1つです。 縦方向に一定間隔で心木(棒)が入るので、 瓦棒葺きという名称となっています。 この工法は金属板の流れ方向に次ぎ手が無いので、 雨仕舞に優れているとともに 緩勾配屋根にも施工できる特徴があります。 また予算も人気の平葺き屋根に比べると、 安価となる傾向となります。 施工前の様子です。 経年により劣化が進行しており、 何らかのお手入れが必要な状況でした。 また過去に増築をしており、雨漏りが発生しておりました。 施工の様子です。 既存の瓦棒葺き屋根を剥がしました。 12ミリの合板を張って下地を強化しました。 雨漏りを防止するために、 アスファルトルーフィングによる下葺き。 取合い部は防水テープなども併用して念入りに作業しました。 唐草や本谷と呼ばれる役物を先に取り付けます。 金属屋根本体を取り付けていきます。 厳密には新規屋根材は瓦棒葺きではなく、 『縦ハゼ葺き』と言います。 旧来の瓦棒葺きの弱点である 心木からの給水による劣化です。 この心木を無くし、隣り合う金属板を ハゼという部位で接合する工法となります。 最後に棟押さえを取り付けて完成です。 瓦棒葺き屋根の改修は、 リフォーム工房みすずにご相談ください! |