〈玄関ドアリフォーム〉カバー工法とは?欠点はある?価格など気になる疑問を解説【実例11選付き】
- 投稿日:2024年 12月25日
- テーマ:玄関ドアリフォームのカバー工法とは?

玄関ドアは、毎日何度も開け閉めする家の中で最も酷使される部分となり、気づかぬうちに劣化が進行してしまいます。
不具合に気づいても、玄関ドアリフォームは「費用が高そうだ」「大がかりな工事が必要だろう」など検討をためらうかたもいるでしょう。
しかし、最近の玄関ドアリフォームは、カバー工法が主流となり1日で工事が完了します。
大がかりな解体などせずにお気軽に工事ができます。
カバー工法のメリット・デメリットや、カバー工法の流れ、工事費込みの費用などを見ていきましょう。
カバー工法とは

「カバー工法」とは、既存ドアのみを撤去して、既存ドア枠の上から新規ドア枠を被せ、そこの新規ドアをはめる工法です。
本来、玄関ドアや勝手口ドアのリフォームは、枠ごと取り替えるために壁や土間を一部解体しなくてはいけませんでした。
それでは、費用も工事日数もかかってしまうため、もっと手軽にドアをリフォームできる方法として生まれたのが「カバー工法」となります

ドア周りの壁や土間などの工事が無いことから、最近は玄関ドア・勝手口ドアのリフォームは、カバー工事が主流となっています。
カバー工法のメリット
- 工期が1日で完了する
- 解体工事が無いため、騒音・粉塵が小さい
- 断熱性能、気密性能、防犯性能を向上できる
- ドアのデザインを変更できる
- 彩風、採光の機能をもったドアに変更できる

カバー工法は、既存枠ごと取り替える場合に発生する解体工事・復旧工事が必要ないため、作業は1日で終わります。
そのため、費用を抑えられ、日常生活を送りながら工事をすることが可能です。
カバー工法のデメリット
- 重ねた枠の分だけ間口が狭くなる
- 下枠に少しスロープ段差ができる
- 人によっては枠の大きさが気になる方もいます
既存枠の中に新しい枠を取り付けるので、間口が少し狭くなります
下枠に少し段差ができます(スロープ)
新規枠の大きさが気になる方もいます
カバー工法の価格相場は?工事費用はいくら?

ドアタイプ | 玄関ドア製品代 | 工事費 |
---|---|---|
片開きドア (欄間無し・4K断熱・手動キー) |
25~35万円 | 10~12万円 |
親子ドア (欄間無し・4K断熱・手動キー) |
30~40万円 | 13~15万円 |
2枚建て引き戸 (欄間無し・4K断熱・手動キー) |
40~50万円 | 15~18万円 |
代表的なリフォームドアメーカー
- LIXIL 「リシェント」

LIXILの「リシェント」は玄関ドアや玄関引き戸、勝手口ドアなどを短期間でデザイン性、防犯、断熱性の強化など、多くのメリットがあるリフォーム向け商品です。
- YKKap 「ドアリモ」

YKKAPのドアリモは洋風・和風・モダンなど、多彩なスタイルに合わせたデザインやカラーが用意されています。
- 三協アルミ 「ノバリス」

三協アルミのドアリモは高断熱仕様、断熱仕様や採光・採風など機能ごとに選べるラインナップとなっています。
施工例と価格イメージ
※施工費用はあくまでも施工当時の費用であり、現在その費用で施工ができることを約束するものではありません
市原市S様邸 引き違い戸 三協アルミ ノバリス 千本格子 施工費用 48万円(税別)


市原市K様邸 片開きドア 三協アルミ ノバリスH11 施工費用:約35万円(税別)


市原市M様邸 親子ドア 欄間付き LIXIL リシェントM83型 施工費用:約48万円(税別)


市原市G様邸 片開きドア 三協アルミ ノバリスA16 施工費用:約37万円(税別)


茂原市M様邸 片開きドア YKKap ドアリモM09 施工費用:約35万円(税別)


市原市W様邸 片開きドア 三協アルミ ノバリスH11 施工費用:約39万円(税別)


千葉市緑区H様邸 片開きドア欄間付き LIXIリシェントⅡE90 K3断熱 施工費用:約50万円(税別)


市原市N様邸 引き違いドア欄間付き 三協アルミ ノバリス玄関引き戸 たて格子51 施工費用:約46万円(税別)


千葉市中央区S様邸 片開きドア LIXILリシェントC15型 施工費用:38万円(税別)


市原市A様邸 両袖片開きドア LIXILリシェント3 施工費用:59万円(税別)


千葉市稲毛区K様邸 片開きドア LIXILリシェントD41型 施工費用:45万円(税別)


千葉市中央区M社様 片開き勝手口ドア 三協アルミ ノバリス 施工費用:23万円(税込)


カバー工法 費用のポイント
実際にリフォームを検討される方は下記のポイントを意識しましょう
- 木目調仕上げやアルミ仕上げなど、仕上がりによって費用が変わります。
- シンプルなデザインよりも、複雑なデザインの方が費用は、高くなります。
- 断熱性や遮音性、防犯性などの機能が充実している玄関ドアは、費用が高くなります。
- 欄間や袖などが付随すると費用は高くなります。
まとめ
玄関ドアリフォームは、既存の玄関ドア枠を外さないカバー工法で行うと工期と費用が抑えられます。
玄関ドアが古くなり交換が必要な方はもちろん、デザイン性や性能・機能の向上を目的としている方にもおすすめです。