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エコグラーニとは
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ディーズルーフィング・デザインバリエーションの中の一つがエコグラーニです。ディーズルーフィングとはアメリカなどの世界中で認められた高性能屋根材になります。誕生から44年、日本でも20年の実績を持ち、その出荷数は年々増え続けています。そんなディーズルーフィング・デザインバリエーションの中で、今、最も注目されているのがエコグラーニなのです。直線的でシンプルでありながらも、立体的なデザインは和洋問わず建物を美しく調和してくれます。
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エコグラーニの特徴
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1.軽い屋根材
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エコグラーニの基材であるジンカリウム鋼板は軽量で錆に強く、耐久性に優れた素材です。
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合金被膜鋼板であり、高耐蝕性・耐熱性・熱反射性と加工性を併せ持つ通称"ガルバリウム鋼板"。これを米国BHP社が米国ベスレヘム社との共同開発によって、生産工程を改良し、さらに耐久性を持たせたものがジンカリウム鋼板になります。このジンカリウム鋼板は亜鉛鉄板と比べて約3~6倍も耐久性が優れています。
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通常の瓦やセメント瓦は50kg/㎡、平板ストレートでも18kg/㎡あります。しかし、エコグラーニはその重さが僅か6kg/㎡しかありません。 エコグラーニで屋根材を軽量化することで、耐震性能にも期待できます。また、軽い屋根材は耐震強度をとろうとする時、壁量に対しての強度を少ないコストで間取りに自由を与えることができます。
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2.美しい屋根材
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エコグラーニはセラミックコートを施しているので、メンテナンスフリーでも色あせが少なく美しさを長期的に保てます。初期費用はやや高めですが、1回目の塗り替えでトータルコストは逆転します。つまり、長く住めば住むほどお得な屋根材なのです。 |
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では、セラミックコートとは一体何なのでしょうか。その答えはずばり、日本でも古くからある"釉薬"と呼ばれる着色方法です。色を生成する色粉とガラスの素が700~1250℃以上の高温酸化焼成という焼きの工程を施すと色粉がガラスに封じ込められます。これにより、長期的に色彩を維持できるのです。この着色方法は陶器瓦や茶碗などにも使われています。
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3.快適な屋根材
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エコグラーニは表面石粒の効果により、夏の暑さや雨の音を和らげ、快適な住まいを提供します。まずは夏の暑さに対してですが、エコグラーニは鋼板層へ熱が伝わりにくい構造になっています。表面に石粒がある為、熱伝導地が低くなるのです。また、屋根材と屋根下地との間に十分な空気層を確保していることも、小屋裏へ熱を伝えづらくしていることと関係しています。これにより、夏場でも室内の温度を上昇しにくくなるのです。 次に雨の音について。エエコグラーニは通常の平滑な表面に比べ、表面石粒の凹凸がある為、雨粒を拡散させる効果があります。拡散させることで、屋根にあたる雨粒が小さくなるのです。これにより、鋼板屋根のうるさい音の原因である雨粒があたった時の鋼板の微振動による高周波の音を抑える事ができます。
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4.安全な屋根材
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エコグラーニは防災性能に優れている為、安全な屋根材になっています。 例えば、雪が落ちにくいということ。雪止めがなくても雪が大きく滑雪する心配はほぼありません。なぜなら、表面自然石粒の強い摩擦抵抗力と石粒自体が持っている"蓄熱"という特性があるからです。その為、冬場にある雪処理の煩わしさや雪下ろしをする際の安全性に大きく貢献できます。
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