従来工法の瓦を防災瓦で葺き替えました
- 投稿日:2020年 8月31日
- テーマ:現場通信
株式会社みすずです。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
台風で一部破損した瓦屋根を葺き替えた千葉市I様邸を紹介します。
築40年を越えた建物でした
訪問すると瓦の一部分に土のう袋で養生してありました。
養生を剥がしてみると瓦が台風で飛ばされて無くなっていました。
ルーフィングも破れており、雨が降るとすぐに雨漏りする状態でした。
棟も歪み、ズレがあり、取り直しが必要でした。
施工方法も従来工法であることと、釘が鉄製で錆も進行しており、
全面的な葺き替えが理想でした。
(釘は当時でもステンレスか銅が適切)
お客様と相談した結果、瓦をすべて自然災害に強い防災瓦で葺き替えることとしました。
足場を設置しました。
既存の瓦を捲って地上に降ろしました。
下地は大変悪い状況でした。
既存の荒野地(バラ板)に12ミリのコンパネを重ね張りして強化しました。
コンパネの上にアスファルトルーフィングを貼りました。
アスファルトルーフィングの上に横桟を取り付けました。
野地にスリットを開け、換気役物を取り付けました。
これを付けることにより小屋裏の熱い空気を排出できます。
棟瓦を取り付けるための金属部材
従来工法と違い躯体と棟を固定するため自然災害に強いです。
瓦1枚1枚をビスで固定し、更に瓦同士も爪でジョイントされる頑丈な工法です
棟瓦を取り付けて瓦葺き替え工事の完了となりました。
ガイドライン工法で自然災害に強い瓦屋根となりました。