割れたスレート屋根材にはタスマジック!
こんにちは。リフォーム工房みすず です。 昨年11月に発売されたばかりの新商品、タスマジックを紹介します。 屋根の縁切りで使用するタスペーサーのメーカー、 株式会社セイムさんに来社いただき、タスマジックの勉強会を行いました。 店舗でタスマジックの実演も行い、浸透力・接着力を実感しました。 タスマジックとは、 経年劣化や衝撃加重によって、 割れた平板スレート屋根材を修復する商品です。 浸透型補修剤なので、裏面まで補修剤がしっかり浸透します。 強固に接着された屋根材は、元の屋根材の2倍の強度になることが 実験で証明されました。 千葉市緑区で、屋根材が割れた現場があり、 実際にタスマジックで補修しました。 温度計で、施工可能温度かを確認し、実施しました。 1日かけて乾燥・硬化させ、塗装の工程に進みます。 裏面まで本当に浸透しているのか、現場だとわからないのですが、 実験した屋根材で確認できます。 みすずの店舗に、タスマジックで補修したスレート材のサンプルも ありますので、手にとって接着力を体感してみてください。 |
パミール屋根の葺き替え工事
- 投稿日:2017年 12月23日
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パミールという屋根材は、1996~2008年まで製造された、 ノンアスベストの化粧スレート材です。 この屋根材には、残念ながらとても悪い特徴があります。 一見すると普通のスレート屋根に見えますが...... 近くで見ると、ミルフィーユのように何層にもわたり、剥がれが発生しています。 こちらは別のお宅の屋根の様子ですが、 遠目からでも屋根の剥離や剥落を確認することが出来ます。 このように、パミールは 築後10年程度で、屋根材がミルフィーユ上に剥離。風邪などで剥落します。 この場合、塗装工事でのメンテナンスが出来ません。 塗装したとしても、剥離を止めることが出来ないのです。 改修方法が葺き替えかカバー工事という大がかりなものとなり、 費用面などでも住まわれる方にとって大きな負担となる屋根材、それがパミールです。 塗装工事を検討されているお客様からご依頼を受け、現地調査をする際、 我々もパミールなどの塗装出来ない屋根材でないことを祈る心境です。 将来的に塗装工事でお手入れを検討している方は、 屋根点検を早めに実施することをおすすめします。 塗装予定が2,3年先でも早めに確認しましょう。 では、実際の施工例を紹介します。 こちらも塗装を検討されていましたが、残念ながらパミールでした。 まだ、初期の段階でしたが、剥落等の症状が見られました。 お施主様と相談の結果、 今の屋根材(パミール)を剥がして、新たな化粧スレートで葺き替えることになりました。 棟などの板金と一緒に、既存のパミールを剥がしていきます。 アスファルトルーフィングで下葺き。 防水紙のため、屋根全体に隙間なく敷いていきます。 つづいて、軒先から順に化粧スレートを取り付けます。 役物を設置後、取り合い部にコーキングをして、 屋根葺き替え工事の完了です。 新規の屋根材はコロニアル遮熱グラッサを使用しました。 屋根葺き替え工事の他に、 傷んでいた破風板の露出部にガルバリウム鋼板を被せたり、 外壁塗装工事、ベランダ防水工事を行いました。 足場解体後、完成写真を撮影いたしました。 外壁に使用したのは人気のスーパームキコート。 艶のある綺麗な仕上がりです。 みすずでは無料で屋根診断を行っております。 お悩み等ございましたら、お気軽にご相談くださいませ。 |
セメント瓦屋根を化粧スレートへ葺き替え
- 投稿日:2017年 11月28日
- テーマ:屋根関連記事
セメント瓦から化粧スレートへ、 葺き替え工事が完了しました。 セメント瓦とは、セメントを主成分とした屋根瓦です。 陶器瓦と比べて初期費用が安く抑えられるため、 30~40年ほど前に戸建て住宅で普及しました。 セメント瓦の耐久年数は30年、無塗装の場合は20年になります。 そのため、葺き替えリフォームが必要な屋根が増加しているのです。 今回はそんなセメント瓦から化粧スレートへ、 屋根の葺き替え工事を行った施工例をご紹介します。 【施工前】 築30年を超えるセメント瓦。 ノーメンテナンスで現在に至ります。 賃貸物件ですが、雨漏りが発生していたため、入居者の募集を中止。 オーナー様より、雨漏り修理のご依頼をいただきました。 立野も正面はパラペットで、立上りもあります。 セメント瓦を持ち上げてみると、 中のルーフィングが破れている箇所があるのを発見。 調査をしてみると、 ここから雨水が野地板に染み込んでいました。 また、こちらの建物はお隣と接しており、 屋根の一部を板金で共有す構造となっておりました。 そのため、普通の戸建てよりも細心の注意を払い、工事を進めさせていただきました。 【施工】 既存のセメント瓦を撤去します。 ゴミを撤去し、新たに野地板(コンパネ)を張って下地を補強。 その上に、防水紙であるアスファルトルーフィングを下葺きしました。 軒先から棟に向かって、隙間なく敷いていきます。 雨漏り物件のため、防水テープなども併用して念入りに行いました。 パラペット部分はナマコ波板を一度撤去。 雨仕舞を行った後、ルーフィングを貼っていきました。 ケラバは既存のものに不具合があったため、 防水テープで雨仕舞を行い、板金でカバーしました。 荷揚げリフトで化粧スレートを運びました。 使用した屋根材はコロニアルクアッドです。 軒先から順に、屋根材を取り付けていきます。 貫板も新しくし、棟板金を取り付けて、葺き替え工事の完了です。 【完成】 綺麗に生まれ変わりました。 雪止めも設置したので、雪が降っても安心です。 パラペット部分もこの通り。 雨漏りも収まり、 オーナー様には大変喜んでいただけました。 入居者の募集も再開したそうです。 これで安心してお住みいただけます! 瓦屋根の改修工事は、 ぜひ、リフォーム工房みすずにご相談ください! |